日本看護研究学会雑誌
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地域中核病院看護部の退院支援教育が病棟看護職の知識・行動へ及ぼす効果
大崎 瑞恵大竹 まり子赤間 明子鈴木 育子小林 淳子佐藤 千史叶谷 由佳
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2009 年 32 巻 4 号 p. 4_111-4_119

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抄録

 本研究は,地域中核病院の看護部における看護職対象の退院支援教育の有無と病棟看護職の退院支援の知識・行動との関連を検討することを目的とした。一次調査では215病院の看護部長に退院支援教育を問う質問紙調査を行った。二次調査では一次調査の結果から退院支援教育プログラムの多い病院と無い病院を抽出し,病棟看護職を対象に退院支援に関する知識と行動を問う質問紙調査を行った。教育プログラムの多い病院の看護職を教育あり群,無い病院の看護職を教育なし群とし検討した結果,教育あり群は教育なし群よりも介護保険関連と介護支援専門員資格試験対策の研修に多く参加し,介護力,経済的問題の有無,介護保険認定の有無,利用している制度・社会資源を入院時に情報収集していた。また,教育あり群は教育なし群よりも退院支援の院内連携を行い,介護保険を患者や家族に紹介し,更正医療についての知識を問う設問に多く正解していた。

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© 2009 一般社団法人 日本看護研究学会
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