초록

本稿は、ヘボン · ブラウン訳の『新約聖書馬可伝』の文体について、漢文訓読体との関連について考察したものである。ヘボンとブラウンは日本人であればだれでも簡単に読める聖書、また漢文とははなれた和文体の翻訳聖書を目指した。しかし10種の代表的な漢文訓読表現が、ヘボン訳馬可伝と明治訳馬可伝とでどの程度登場するのかを調べた結果、ヘボン訳馬可伝には103例、明治訳馬可伝には79例が確認され、ヘボン訳馬可伝のほうが漢文訓読表現を多用していることが分かった。これはまず、ヘボンとブラウンが聖書翻訳の過程で漢文聖書に頼ったところが大きいという点によるものと解釈できる。しかし当該構文が漢文聖書に登場しない場合にもヘボン訳馬可伝はもちろん明治訳馬可伝においても漢文訓読表現が用いられたところが少なくない。これは当時の書き言葉が漢文訓読あるいは漢文訓読表現の影響を多く受けていたためであると考えられる。文体の考察過程で漢字の表記の面についても注目して考察した。ヘボン訳馬可伝は平仮名を中心に表記しようとする方針が守られ、漢文によるものである漢文訓読表現をも可能なかぎり平仮名で表記していることが分かる。これに対して明治訳馬可伝は、ヘボン訳馬可伝に比べ漢文訓読表現を漢字で表記している割合が高い。これはヘボン訳馬可伝にはヘボンやブラウンの表記と文体に関する意識が反映されているが、明治訳馬可伝では日本人助力者を通して明治時代の日本人の漢字、漢文に関する意識が反映され、漢字表記面で相違を示したものと考えられる。

키워드

ヘボン訳馬可伝, 明治訳馬可伝, 漢文聖書, 漢文訓読体, 漢文訓読表現, 文体

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