초록

本稿は、東京大學國語硏究室蔵の訓点本『中庸章句』(21H11。以下、東大本中庸章 句)を対象として、この本に記入された訓点が、中庸章句の本文及び注釈を内容的に正 しく理解した上でのものであるかどうかについて調査し、その結果を淸原家の訓点本2 種[京大永正本中庸章句、京大天正本中庸章句]、淸原家以外の訓点本2種[京大弘和本 中庸章句、寬文本中庸章句]と比較した。 調査結果、東大本中庸章句において内容的に正しくないと判断された加点が見られ る用例は、35例であった。 この35例は、京大永正本中庸章句においても同じく加点されていた。呉美寧(2010) で確認したように、東大本中庸章句と京大永正本中庸章句の加点は相違を示すところ が少なくないことを考えると、興味深い結果である。 京大天正本中庸章句では35例のうち、4例において東大本中庸章句の誤謬を修正し て加点されている。訓点の継承において、ある程度の修正は行われていたことものと 考えられる。 京大弘和本中庸章句は、比較可能な用例17例のうち、3例において東大本中庸章句 と相違が見られる。少ない例ではあるが、仏家における儒教経典の漢文訓読は淸原家 のものと必ずしも一致するものではなかったことが分かる。 朱子学の時代に入ってから刊行された寬文本中庸章句では、語の用例7例を除く28 例において、東大本中庸章句の誤謬を修正した形で加点されている。特に構文の理解 に関わる用例はすべて正しい理解に基づき修正されている。これは、朱子学の理解が 深まったこと、ひいては淸原家以来の中庸章句に対する学問的な蓄積が反映された結 果であると考えられる。

키워드

中庸章句, 漢文訓読, 兼右, 淸原宣賢, 注釈

참고문헌(11)open

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