초록

本稿は、テアル文にを対象とし、「所有性」と「談話表示機能」という観点から分析したものである。従来の研究を踏まえながらも、先行研究では考察されることのなかった点に注目して独自に分析を行った。その一点目として、「所有性」に注目し、ヲ格補語に「所有性」があるとガ格への変換が可能になり、両文の表す意味にも差がないことを検証した。つまり、「ガ テアル」文と「ヲ テアル」 文が、格のパターンそれだけで構文の意味が固定しているわけではないことを明らかにした。(1)エレベーターで四階に上がった。床には病院のように、白いリノリュームが張ってある。天井裏にかくしたスピーカーからは、低いヴォリュームで、ソフトな音楽が流れていた。(2) a. 床には病院のように、白いリノリュームが張ってある。b. 床には病院のように、白いリノリュームを張ってある。二点目として、アスペクト形式の「談話標示機能」に注目し、「ガ テアル」文の次には「状態文」が後続し、「ヲ テアル」文の次には「行為文」が後続することを検証した。(3)「どうぞ、お入り下さい。広い方の部屋を明けてありますから」(4)線路に面した灰色の壁には、巨大な看板が取りつけてある。極彩色のペンキで上映中の映画の題名が書かれてあった。テアル文は、上接動詞の問題や存在文との連続的な関係についての考察も重要であると思われるが、それだけでは解決できない問題が多く含まれている。今回明らかになった格のパターンと構文の意味ついての事実も含めて、総合的観点からのさらなる研究が待たれる。

키워드

テアル文, 格のパターン,ヲ格補語, 所有性, 後続文のタイプ

참고문헌(11)open

  1. [학술지] 神永正史 / 2008 / テアル構文の動詞構成-存在文との近さから- / Tsukuba Japanese Linguistics 13 : 33 ~ 50

  2. [단행본] 工藤真由美 / 1995 / アスペクト・テンス体系とテクスト-現代日本語の時間の表現- / ひつじ書房 : 169 ~ 173

  3. [학술지] 杉村泰 / 1996 / テアル構文の意味分析-その「意図性」の観点から- / 名古屋大学人文科学研究 25 : 73 ~ 96

  4. [단행본] 谷口一美 / 2005 / 事態概念の記号化に関する認知言語学的研究 / ひつじ書房 : 75 ~ 111

  5. [단행본] 張賢善 / 2010 / 「~てある」文と「~ておく」文の違いについて-文法構造の観点から-, In 言語・地域文化研究 / 東京外国語大学大学院 : 203 ~ 213

  6. [단행본] 角田太作 / 1991 / 第7章 所有傾斜, In 世界の言語と日本語 / ひつじ書房 : 117 ~ 164

  7. [학술지] 原沢伊都夫 / 1998 / テアル形の意味-テイル形との関係について / 日本語教育 (98) : 13 ~ 24

  8. [단행본] 益岡隆志 / 1987 / 第4部 第2章 テアル表現の意味領域, In 命題の文法 / くろしお出版 : 219 ~ 235

  9. [단행본] 益岡隆志 / 2000 / 第8章アスペクトをめぐって, In 日本語文法の諸相 / くろしお出版 : 99 ~ 109

  10. [단행본] 吉田妙子 / 2012 / 第4章テアルとテイルの相互交渉と「受身形+テアル」構文の出現条件, In 日本語動詞テ形のアスペクト / 晃洋書房 : 135 ~ 159

  11. [단행본] / CD-ROM版 新潮文庫の100册 / 新潮社