The Journal of JASTRO
Online ISSN : 1881-9885
Print ISSN : 1040-9564
ISSN-L : 1881-9885
超高圧X線CTスキヤンにおける画質向上に関する研究
第一報: 第二世代スキャンによる実験的検討
中川 恵一青木 幸昌坂田 耕一寺原 敦朗小野木 雄三馳沢 憲二佐々木 康人赤沼 篤夫伊東 新一
著者情報
ジャーナル フリー

1995 年 7 巻 4 号 p. 357-361

詳細
抄録

筆者らは, 加速器のガントリーに対向して検出器を装着して, 回転照射の要領による第三世代方式で超高圧X線CTを撮像し, 位置決めの精度や原体照射の開度の照合に臨床応用してきた.しかし, 散乱線除去用に素子間にコリメータを置いたことから, 診断用CTに比較して空間分解能が著しく劣り, その利用に限界があった.今回, ターンテーブルを用いた第二世代の超高圧X線CT撮影装置を用いて, 画質向上に関する研究を行い, 空間分解能0.5mm, 密度分解能2%が得られ, 視覚的にも向上したと判断され, これまで報告した第三世代超高圧X線CTと比較して, 良好な画質が得られた.

著者関連情報
© 1994 The Japanese Society for Therapeutic Radiology and Oncology
前の記事
feedback
Top